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建具の線傷をリペア。傷をまとめて隠蔽して木目を描いて仕上げました

木目調建具についた複数の線傷・リペア施工前

建具についた線傷のリペアです。

今回は一か所だけポツンと付いた傷ではなく、そこそこ厄介な線傷がまとまって入っていました。一本一本の傷を追いかけながら直していく方法もありますが作戦はいろいろです。今回は傷んでいる部分をある程度まとめてインぺし、その上から周囲に合わせて色を作り、木目を描いていくことにしました。

傷そのものを消すことはもちろん大切ですが、それ以上に難しいのが周囲との「なじみ」だったりします。せっかく傷が消えても、補修した部分だけ浮いて見えてしまったら、ちょっと残念です。

傷を処理して表面を整え、周囲の建具に合わせながら色を重ねていきます。色味がある程度合ってきたところで、木目描きに入ります。

木目といっても一本の線ではありませんので、濃いもの、薄いもの、途中で消えていくものなどが混ざり合って、全体として木目に見えていますから、その辺りを見ながら、ちょこちょこと描き足していきます。ただし、この木目描き、こだわり始めるとエンドレスなります。

一定のところまでは感覚で進めていけるのですが、そこから先は邪念が入ると、いつまで経っても終わりません。ですから最終的には、少し離れたところから見て色味と木目に違和感がなければ次に移り、最後に周囲の艶感に合わせて調整していきます。なんだかんだで、今回は4時間くらい掛かかりました。

リペアという仕事は、小さな傷だから短時間で終わるとは限らないところが面白いところですね。

特に木目のある建具は、色だけ合わせれば終わりではなく、木目、艶、周囲とのバランスまで見ながら仕上げていく必要があります。

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