
不動産屋さんからご依頼いただいた1Kアパートです。
内容は「キッチンの水槽から水漏れして困っているんだけど」というご相談。こういう話は、私の頭の中では技の引き出しがパタパタと開き始めます。もちろん新品へ交換する方法もありますが、賃貸物件ですから、費用とのバランスも大切なんですよね。

今回は今あるものを生かして直すという方向で、いくつかの修復方法をご提案し現地を確認です。ぐるっと一通りみて、なーるほど、そゆことね、と。

水槽の漏水は腐食が原因。これは油分をしっかり取り除き、まずはからからに乾燥させて錆取り剤で下処理しないとですね。下地が整ったところで特殊な補修材を使い、水槽表面を何度も成形。最後はエアーブラシで塗装で仕上げます。


写真のとおり、新品のような鏡面仕上げではありません。あえて艶を落とした仕上がりにして、いちばんの困りごとだった漏水を止めるという目的はしっかりクリアしましたので、流し台として安心して使える状態まで復活です。
実はいちばん苦労したのは、水槽の裏側なんですね。表からは見えない場所ですが、鉄パテでピンホールを見つけては埋め、また探して埋める…。そんな地道な作業の繰り返しでした。裏側だけ見ると、”なんだこりゃ的”な正直あまり格好いいものではありません。でも収納の中に隠れてしまう部分ですし、大切なのは見た目より機能ですね。もちろん、時間と予算を掛ければ裏側まで徹底的に磨き上げることも可能ですが、そこには事情がありますから難しいところですね。
それにしても…途中でふと思ったんですよね。
このシンク、艶消しブラックで塗装したら結構かっこいいんじゃないかと。厨房みたいで、ちょっと男前なキッチンになりそうですし。そんな妄想をしながら作業していたりして(^^)
ご利用まことにありがとうございましたm(_ _)m

