
フロアタイル施工から約1年後、既設フローリングがふやけて浮き上がってきたとのご連絡をいただき、現地確認と補修に伺いました。表面のフロアタイル自体は問題ありませんでしたが、その下の既設フローリングが湿気を含み、膨張して部分的に隆起している状態でした。
施工当時は十分に乾燥しており、貼り替え直後も異常は見られなかったため、後から何らかの経路で水分がスラブとフローリングの間に回ったものと考えられます。結露、清掃時の水分、配管まわりの湿気など、原因は一つではなく複合的なケースも多い印象です。


このまま放置すると、さらに膨張して床鳴りや段差の原因になったり、フロアタイル自体の浮きや剥がれにもつながります。今回は被害範囲が限定的でしたので、問題箇所のみフロアタイルと下地を撤去し、腐食・膨張したフローリング部分を切り取り、新しい合板で下地を補修。その後、周囲となじむようにフロアタイルを復旧しました。また、部分での修復になりますから、既設の合板の解れ具合は接着剤でカチンと固めるのが得策です。
全面張り替えではなく、必要なところに必要なだけ手を入れることで、工期も費用も最小限に抑えられます。今回も入居中での作業という条件の中でしたが、短時間で違和感なく収まり、オーナー様にもご安心いただけました。


床の不具合は表面だけで判断できないケースが多く、「なんとなくおかしい」と感じた時点での早めの対応が結果的に被害を小さくします。今あるものを活かしながら、無理なく直す――これも“今どきのリペアの流儀”のひとつですね。
リペア職人バンザイm(__)m

