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劣化した玄関ドアを交換せず再生|下地処理から仕上げまでのリペア

劣化した玄関ドア枠の様子③

前回、夜の時間帯に現地調査で伺った玄関ドア。
その際に確認したのは、表面材の大きな剥がれと浮き、そして下地まで影響が出ている状態でした。見た目の印象もさることながら、このまま放置すればさらに劣化が進むのは明らかで、今回はご予算の都合もあり「交換ではなく、できる範囲でしっかり直したい」というご要望のもと、リフォームアーチストの出番となりました。

夜の現地調査時に撮影した劣化した玄関ドア全体の様子①

作業当日は、まず下準備からスタートです。写真のようにシート材がこんなにメラメラカサカサ・・・凄いことになっています。(略して「メラカサ」ですね)
劣化して浮いている表面材や、密着が弱くなっている部分を念入りに撤去し、下地の状態を一つひとつ確認していきます。玄関ドアは外部に面しているため、湿気や温度変化の影響を受けやすく、表面だけ整えても意味がなく、今回は下地をしっかり作り直すことを最優先にしました。

ダイノックシート現場で裁断

施工前の裁断作業です。
静電気でシート材がわずかな埃を拾わないよう、ポリシートを敷いたうえで裁断しています。

この段階で細かく、無駄なく裁断しておけば、あとは成りで貼り進めるだけになります。
仕上がりの良し悪しは、実はこの下準備でほぼ決まると私は思っています。

裁断においては襖貼りも同じですね。
話は少しずれますが、料理も同じだと思います(^^)
下ごしらえを丁寧にするほど、あとの工程がスムーズに進み、最後は自然ときれいに収まります。

まさに「急がば回れ」ですね。

ダイノックシート施工中
小口をシーリング処理

最後の仕上げとして、右端の小口部分は「参った」と言うくらい、レフェリーストップが掛かるまで、しっかりと押さえ込みます。ドアのタイプにもよりますが、ここの小口は雨水や湿気が入り込みやすい箇所でもあり、美観に限らず、耐久性を左右する重要な工程です。見えにくい部分ではありますが、こうした一手間が、数年後の状態に大きく影響してきます。

玄関ドアシート施工完成

高価な玄関ドアも、交換せずとも下地からきちんと手を入れることで、印象は大きく変わります。
状態を見極め、施工者の創意工夫しだいでは、今回のようなリペアという選択肢も十分に有効だと、あらためて感じた現場でした(^^♪

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