

空き家に於ける吹き抜けの壁紙張替え工事になります。
天井が高く、通常の脚立では届かない高さのため、今回は久々に「2連梯子」の出番です。この梯子は伸縮機能に加えて、左右の脚がそれぞれ独立して伸縮するため、床の段差がある場所でも安定して設置できる優れもの。吹き抜けや階段周りの施工には欠かせない相棒です。
作業はまず既存のクロスをすべて剥がすところからスタート。
高所だからこそ、剥がし残しや下地の異常を見落とさないよう、目と手で一面ずつ丁寧に確認していきます。今回も、表面からは分かりづらい軽微な浮きやジョイント痕がいくつか見つかりましたので、パテ処理でしっかり整えました。
吹き抜け部分は光がよく入るため、下地の凹凸や影が仕上がりに出やすい場所でもあります。
そのため「貼る前の下地づくり」が何より重要で、ここを丁寧にやるかどうかで、数年後の見た目や持ちが大きく変わってきます。
また、窓が2ヶ所あるため、養生と作業動線にもひと工夫。
窓枠を傷つけないように養生を施し、梯子の位置もこまめに調整しながら、安全第一で進めました。時間はかかりますが、「落ちない・傷つけない・仕上げを乱さない」が何より優先です。
吹き抜けの壁紙工事は、ただ高さがあるだけでなく、安全管理・段取り・下地処理・仕上げ精度のすべてが問われる作業になりますから、経験と道具と工夫が活きてくると感じています。
「高いところだから…」と敬遠されがちな場所も、きちんと手を入れれば住まいの印象を大きく変えるポイントになりますね。

連発した作りの階段部分の段鼻。ここは腰を据えて、じっくり貼り付ける我慢の手作業ですね。
